閉店ラッシュのブックオフ!2018年倒産目前か!?
2018/05/09
目次
昨年、2017年もブックオフは閉店ラッシュでした。
ブックオフ桜新町駅前通り店、ブックオフ名古屋東別院店、ブックセンターいとう恋ヶ窪店、ブックオフ町田金森店、ブックオフ三重名張店、ブックセンターいとう青梅店、ブックセンターいとう中野島店、、ブックオフ箕輪松島店、BOOKOFF 江戸川大杉店、etc・・・。
そして2018年に入ってもなお、閉店が相次いでいる状況です。
ブックオフ東村山店、ブックセンターいとう立川羽衣店、ブックオフ東大阪みくりや店、ブックオフ相模原駅前店、ブックオフ西新宿小滝橋通り店、etc・・・(2018年3月現在まで)。
セドラーを切り捨て、ヤフーと提携して生き延びる方向へと舵を切った2014年。
あれから4年の歳月が流れ、セドラーを排除し、いっきに中古本市場で巻き返しを図るかと思いきや、例年続く閉店ラッシュと赤字の連鎖。
いったいブックオフはどうなってしまうのでしょう。
中古市場の勢力図を一気に塗り替えた「メルカリ」
ブックオフがヤフーと提携した2014年は、実は中古本市場の勢力図を塗り替える、ブックオフの終わりの始まり、「メルカリ」創業の翌年でした。
当時、創業して1年ほどのメルカリは、世間ではほとんど知られていないベンチャー企業であり、おそらくブックオフも眼中になかったことでしょう。
そんなメルカリは、スマホアプリ「メルカリ」の配信開始からわずか1年ほどの2015年2月には100万ダウンロードを達成するほどの快進撃で、一気に中古市場の勢力図を塗り替えてしまったのです。
スマホ1つで、商品を撮影し、商品説明をサクサクと書いて、出品ボタンを押すだけで、早い物では数秒後にはSOLDOUTとなるという、実に爽快感のある画期的なシステムで、ユーザーを夢中にさせました。
スマホのメルカリ、ヤフーで間借りのブックオフ
これからスマホの時代にシフトしていくということが誰に目にも明らかだった2014年以前。
そんな常識をかなぐり捨てて、ブックオフは敢えて?なのか先見の目がないのかはわかりませんが、パソコンでキーボード入力しデジカメで撮った商品写真をPCにつなげてアップロードするような旧式システムを持つ、ヤフーとの提携を選択し、そのシステムを間借りして売上の一部をヤフーに献上しながら自由のきかない市場で戦う事を決めたのです。
ヤフーの中で圧倒的な売り上げを占めることができたとしても、それに比例して高額のシステム利用料を納めなくてはいけないブックオフ。
ヤフー自身もスマホ時代の到来に備えて対応アプリを配信しているものの、使い勝手の良さや先行してスマホユーザーの大半を取り込んでしまったメルカリには遠く及ばずじり貧の状態。
良質な商品は高めの値段設定でオンライン出品にまわし、残ったゴミ同然の商品を実店舗で販売してきたブックオフ。
当然、ゴミ屋敷と化してしまった実店舗からはお客が離れていき、売り上げが落ち込み、赤字経営となり閉店ラッシュへとつながっていきます。
オンラインでの客離れも加速するブックオフ
ヤフーでは強気の高値出品で、商品を販売してきたブックオフ。
それに引き換え、飛ぶ鳥を落とす勢いのメルカリは、ほとんどの出品商品が「送料込み」という設定が一般化していたことと、圧倒的なユーザー数により同じような商品が出回り、低価格競争が進んだため、最低価格300円でも良質な本やCD、DVDなどが買えてしまいます。
一方のブックオフは、基本的に送料別の設定で出品し、トータルで1500円以上を購入した場合には送料を無料にするというスタイルですすめていましたが、商品本体の価格設定が高く、メルカリと比較すると割高になるため、結局、ユーザーはメルカリでの購入に流れていったのです。
実店舗で何店舗も閉店に追い込まれ、オンラインでもメルカリに客を取られ、窮地に立たされてしまったブックオフは、いったいどうなってしまうのでしょうか。
本気でヤフー、ブックオフを潰しにかかるメルカリ
かつてヤフオクで話題になった違法出品などが、メルカリでもあり、中古業界や利権者がマスコミを使ってメルカリ叩きをしばらく行っていたものの、メルカリは、世渡り上手な戦略により危機を回避し、さらにマーケットのライバルたちを木端微塵に打ち砕くために、「メルカリアッテ」、「メルカリカウル」、「メルカリメゾンズ」など、本来なら「メルカリ」1つで十分なシステムをあえて、ターゲットや機能を絞った姉妹アプリを配信し、ユーザーを根こそぎ獲得していったのです。
これにより、事実上八方塞がりの状態となってしまったブックオフは風前の灯。
ブックオフのために、生き残る方法を考えてみた!
ブックオフがこの世から無くなってしまっても、誰も困ることはありません。
むしろ、不用品を買取ってもらいにわざわざブックオフまで足を運んだにもかかわらず、5円買取り、値段がつかない、ただで引き取ってやる、という酷い扱いを受けてブックオフに反感を持っている人たちにとっては、早く世の中から消えてほしいと思っている人も多い事でしょう。
ですが、ブックオフが無くなると、わたくしビズ男は非常に困ってしまうのです。
ブックオフがこの世から無くなってしまうと、貴重なブログネタが1つ無くなってしまうからです。ブックオフの行く末をあれこれと想像しながらブログを書くという楽しい時間が、至福のひとときでもあるのです。
だから、ブックオフが瀕死の状態でも何とか継続してくれて、話題を提供し続けることができるようにと、心から願っているのです。
なので、ブックオフがこれからも末永く生き続ける為に、生き残る方法を考えてみました!
ブックオフよ!生き延びる方法は「提携」だ!!
ブックオフが、生き延びるために必要な事。
まずは、実店舗をすべて閉店することです。それだけで、店舗にかかる経費や人件費がすべてなくなります。もちろん、売り上げもなくなりますが、赤字を垂れ流すよりはマシでしょう。
とにかく徹底的に実店舗ゼロをひたすら目指すべきでしょう。
そして、もう一つの方法はズバリ「提携」です。
2014年、ブックオフはセドラーという敵を排除するために、なりふり構わずヤフーと提携し、事実上、ヤフーの子会社のようになったではありませんか。
あのときと同じように、力のある企業のコバンザメとなればよいのです。
そう!!
「メルカリ」と提携!!
そして、ヤフーのときと同じようにメルカリの出品ユーザーを駆逐してメルカリ市場に蔓延ればいいのです。
同じようにして、メルカリに変わる新たな覇者が現れたら、そちらにシフトしてコバンザメを繰り返していけば、必ず生き残れるはずです!
いつも話題を提供してくれる、ブックオフが、今後も存在し続けることを願っています。