メルカリで出品妨害をしてくる購入希望者の手口

メルカリ
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メルカリ出品をしていると、自分が出品している商品と同じ商品を出品している同業者が妨害をしてくることがよくあります。

 

その妨害の手口を理解することで、次のような疑問が解決できるのです。

 

・なぜ「いいね!」ばかりつくのだろう?

・なぜ購入されたのに支払いをしてくれないのだろう?

・なぜ常識はずれな値下げ交渉をしてくるのだろう?

 

その出品妨害の手口について、わたくしビズ男がこれまでに経験した範囲で皆さんにお伝えしたいと思います。

 

メルカリ出品を妨害してくる同業者はこんな奴だ!

 

比較的利益が見込める同一商品を何度も出品しているメルカリユーザーは、業者やセミプロのセドラーといっても良いでしょう。

 

自分が彼らと同じような商品を出品すると、ハイエナのように群がってきて「いいね!」が付きはじめます。

 

「いいね!」でこちらの商品を登録し、こちらの出品情報や価格、取引条件などをチェックしています。

 

単純に商品を購入したくて「いいね!」をつけているユーザーばかりではないんですよね。

 

そして、こういった同業者の目的は、主に2通りあります。1つは、こちらの商品を購入、転売するのが目的の同業者で、もう1つはこちらの商品が販売されることを阻止することが目的の同業者です。

 

(1)こちらの商品を購入、転売するのが目的の同業者

 

商品を処分したいメルカリユーザーは、さっさと現金化したいので、すでに出品されている同一商品よりも安い価格で出品することが多く、同業者はその価格差を狙ってきます。

 

例えば既出の商品の最低価格が2,000円だとすると、早く現金化したいユーザーは、1,800円と言う具合に安値を設定します。

 

ここですでに200円の価格差が出ますが、転売目的の同業者は、さらにこの差額を広げるために値下げ交渉をしにやってきます。

 

1,800円で購入して、それを2,000円で転売できたとしても、送料などの諸経費で利益がなくなってしまうからです。

 

転売する際に諸経費を差し引いても利益が出る価格まで値下げ交渉してから購入しようとするのですが、ここで彼らは巧みな方法で値下げ交渉をするのです。

 

実際にどのように交渉してくるかというと、彼らはまず複数のメルカリIDを使い分けてきます。例えば、その同業者がA_ID、B_ID、C_IDといった3つのメルカリIDを持っているとして、最初にA_IDを使って次のように価格交渉をしてきます。

 

「購入希望ですが、700円ではいかがでしょうか?」

 

2,000円のものをいきなり半額以下で交渉されると、「なんだこいつ?ふざけんな!」と出品者は思い、出品者は「すみませんが・・・」とほぼ100%断るでしょう。

 

同業者は次に別のB_IDを使って、値下げ交渉をしてきます。

 

「即支払い可能ですので、1,400円ではどうですか?」

 

最初に酷い条件の価格交渉を受けてしまうと、感覚がマヒして1,400円という金額がものすごく良心的に見えてしまうのです。

 

そして、すぐにでも現金がほしい出品者だと思わず「いいですよ!」と承諾してしまいます。

 

こうやって商品を安く仕入れるための価格交渉を行っているのです。

 

 

(2)こちらの商品が販売されることを阻止したい同業者

 

同業者は、自分が出品している商品よりも安い商品が出品されることを嫌います。

 

そこで、先述した(1)のような方法で出来る限り相手の価格を下げてからそれを購入して自分の仕入れとしてしまう方法をとります。

 

ですが、価格交渉してもまったく値下げしない出品者だと、同業者自身が出品している商品の価格のほうが高いので、自分の商品が売れなくなってしまいます。

 

そのため、同業者は、悪い評価がついてもどうでもよい「捨てID」、(1)の例でいえばC_IDを使って、大胆にも「購入」という行動をとってきます。

 

そして商品の購入時には決まって「コンビニ/ATM」払いを選択してきます。

 

そうすることで、支払いを先延ばしすることができ、その間、この商品は「SOLD OUT」の状態のままになってしまうのです。

 

これで、同業者は安心して自分の商品を値下げすることなく、メルカリで設定されている支払期限まで出品し続けることができるというわけです。

 

ここで、さらに手の込んでいる同業者の場合、支払い期限を伸ばしてもらうために「次の売上が振り込まれる日まで待ってほしい。」と打診してきます。

 

ここで注意しなければならないのは、「次の売上が振り込まれる日」が出品者側からは確認のしようがないということです。明日かもしれませんし、来週、来月かもしれないのです。

 

こうやって散々支払日を延期した挙句に、支払いをせずに無視をしてきて、最終的に出品者側からキャンセルし、メルカリの運営に報告することで、相手はペナルティを受けることになりますが、相手は捨てIDなので痛くもかゆくもないのです。

 

このように、メルカリの売買システムのいわば「欠陥」部分を上手く利用して悪事を働いているユーザーが結構いるので、注意が必要です。

 

メルカリ悪徳同業者を見破る4つのポイント!

 

「これらメルカリ悪徳同業者を見破り、身を守る方法はないものだろうか?」と思ったあなた。

 

ご安心ください。

 

以下の4つのポイントを確認すればすぐに見破ることができるんです。

 

(1)出品前に同一商品を出品しているユーザーをチェックしておく。

 

出品する前に、すでに同じ商品が出ていないかを確認する際に、多くの人が出品金額の相場だけをチェックしますが、ここでチェックすべきなのは、出品者のユーザー名と出品中の商品です。

出品者名を事前にチェックしておき、自分が出品した商品に「いいね!」をつけたユーザー名と一致するユーザーがいれば、そのユーザーは転売屋の可能性があると言えます。

 

(2)同一の商品を複数個、複数回出品し続けているユーザーかどうか。

 

このようなユーザーは、あきらかに転売を繰り返しているユーザーで、出品している商品の出品価格も同じくらいの値幅で出品し続けているので、こういったユーザーが値下げ交渉を仕掛けて来たら要注意です。

 

(3)IDを出品専用と購入専用に使い分けている

 

転売屋の多くは、複数IDを使い分け、特に購入IDのほうを複数持っていることが多いのです。

 

そして、購入IDのほうはプロフィールの記述が少ないかまたは皆無であることが多く、プロフィール画像も設定せずデフォルトであることが多いように思います。

 

こういったIDのユーザーが接触してきた場合で、尚且つ「ふつう」や「悪い」評価が多めのユーザーは警戒が必要です。

 

(4)自分専用をつくるように言ってくる

 

自分専用を希望してきて、そのとおりに専用にしてあげたのにもかかわらず、その後、まったく音沙汰がないと言った場合も、出品妨害を目的としている可能性があるため、自分専用を自ら願い出てくるユーザーは、現在、過去の出品商品、評価などを念入りに確認してからにしましょう。

 


 

以上です。

 

今では、ヤフオクよりもメルカリのほうが間違いなく商品が売れると感じているビズ男ですが、売れやすいということは自由度が高いということであり、裏を返せば、その分、悪徳ユーザーも多く、トラブルに見舞われる確率が高いということも実感しています。

 

トラブルに見舞われないよう、相手の行動を細かく観察して先手を打ちながら売買を楽しんでいきましょう。

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