今日、WordPressのダッシュボードでプラグインの一覧を見ていると、何やら「ドロップイン」のところにエラーらしきものが表示されているのを見つけました。
「advanced-cache.php」「高度なキャッシュプラグイン」「一時停止中」「wp-config.php」内にdefine(‘WP_CACHE’, true)が必要です」と表示されていましたが、何のことやらさっぱり・・・。
そもそもプラグインのページに「ドロップイン」という項目があることにもいままで気付きませんでした。
プラグインページの「ドロップイン」とは?
調べてみると、WordPress3.0になってから追加された機能らしく、Drop-insというプラグインがインストールされていると表示されるということです。
このDrop-insプラグインはWordPress本体の機能を拡張したりWordPressの特定の状態のときに表示されるメッセージをカスタマイズするためのもので、以下のようにいくつか種類があります。
(1)db.php
カスタムデータベースクラス。プラグイン独自のデータベースクラスの定義に使用。
(2)advanced-cashe.php
高度なキャッシュプラグイン。WordPressno出力を静的ファイルにキャッシュするプラグイン。
(3)object-cashe.php
外部オブジェクトキャッシュ。オブジェクトキャッシュを有効化するプラグイン。
(4)install.php
インストールスクリプトを直す。WordPressをインストールする際の挙動の変更。
(5)db-error.php
データベースエラー時のカスタムメッセージ。データベースエラーの際に表示されるメッセージをカスタマイズして表示できる。
(6)maintenance.php
メンテナンス中のカスタムメッセージ。WordPress本体やプラグインの更新中に表示されるメッセージをカスタマイズできる。
(7)sunrise.php
マルチサイトが読み込まれる前に実行されます。マルチサイト版のWordPressが動作する前の挙動について記述できる。
(8)blog-deleted.php
サイト削除時のカスタムメッセージ。WordPressで作成したサイトを削除したときに表示されるメッセージをカスタマイズできる。
(9)blog-inactive.php
サイト停止中の際のカスタムメッセージ。WordPressで作成したサイトを停止している際に表示されるメッセージをカスタマイズできる。
(10)blog-suspended.php
ブログ強制停止時の際のカスタムメッセージ。WordPressで作成したサイトが強制停止になった際に表示されるメッセージをカスタマイズできる。
ドロップインに「一時停止中」と表示されている「advanced-cache.php」プラグインへの対応
「advanced-cache.php」というのは、「高度なキャッシュプラグイン」ということで、当サイトの場合、WordPressの表示速度を速くするために「wp super cache」というプラグインを入れたことがあり、その後削除したはずだったんですが、wp-contentフォルダー下に、advanced-cache.phpが残っていたため、この表示が出ていたようです。
WordPress3.0以前は、ドロップインという表示機能がなかったので、ずっと気づかずにいました。
とりあえず、以前インストールしていたwp super casheがきれいに削除されていなかったということで、wp super casheの削除方法について調べてみると、WordPress.ORGのフォーラムに、適切な削除方法がありました。
WP Super Cacheを削除した途端、エラー表示。サイトが表示できない。
WordPRess.ORG 日本語
https://ja.forums.wordpress.org/topic/13209
これを見ながら削除作業を進めた結果、wp-contentフォルダーにadvanced-cache.php が残っていたので、これを削除してみると、ドロップインの表示も消えました。
今回の作業を通してわかったんですが、WordPressのキャッシュ関係のプラグインを扱うときは、セキュリティの脆弱性に気をつける必要があり、wp super cacheはこれまでにいろいろと問題になっていたようですね。
便利だからと言って、ろくに調べずにプラグインを試すのは控えるようにしたいと思います。