せどりをしているとさまざまなところから仕入れると思いますが、利用手数料が高くなり、ブックオフと提携しているヤフオクは、今、はっきり言って仕入れの穴場です。
単品商品を激安&大量出品しているブックオフが参入してから出品者は激減し、ブックオフ無双かと思われたヤフオクですが、そのブックオフがひどいサービスを行い続けているため利用者から悪評を買い、ヤフオクで買い物をしようとする人まで減少しているのです。
購入利用者が減るため、多くの出品者はかなり低い金額で出品をスタートしますが、そもそもの利用者が少ないので競り合う事も少なく、低い金額のままで落札できるのです。
そのため、わたくしビズ男はヤフオク以外のシステムを使って出品するときは、ヤフオクで仕入れを行うことが多いのです。
ですが、メルカリと同様にヤフオクもまた悪徳出品者が大量に住みついており、安易に入札すると痛い目を見ます。わたしもこれまでに何度も失敗を経験しているので、今回は、そういった悪徳出品者から身を守る方法について解説していきます。
(1)入札前に必ず評価をチェックし、「悪い」評価だけでなく「どちらでもない」評価の両方をチェックする
評価というと、つい「悪い」評価ばかり見てしまいますが、悪い評価以外にも「どちらでもない」の評価を確認することが大切です。
「悪い」評価の内容は、取引がすべて終わった後に、不満を持った落札者が怒りをぶつける内容が多く、何が原因でどういった過程を経て怒りを持ったかがわかりずらいときがあります。それに対し、「どちらでもない」の評価の場合、まだ取引が途中の状態でトラブルが発生したものが多いので、「出品者から連絡が無い」、「発送されたかどうかわからない、本当に発送したのか」など取引過程における出品者の対応が見えてきます。
(2)出品者が指定する発送方法が何なのかが肝心!
出品者が指定する発送方法で最も注意が必要なのは、保証無しの発送方法をデフォルトにして、保証つきが良い場合には高額な「ゆうパック」を指示してくる場合です。
大型商品なら仕方がないのですが、これを書籍1冊やゲームソフト1本などで適応している出品者は注意が必要で、こういった出品者に多いのは商品を発送していないのに「何?商品が届かないって?いえいえ、きちんと発送しましたよ。郵便事故ですね~、郵便局に聞いて。こっちは責任を負えません。補償つけなかった自分が悪い。ざまぁww」と、最初から詐欺をはたらくつもりでいる輩です。
「補償をつける場合はゆうパックで」と書けば、ゆうパックは高いので、入札する側は心理的に安い方を選んでしまいます。また、このような書き方は、一見すると補償なしと補償つきの両方に対応しているので、「良心的な出品者だ」と錯覚してしまいます。
このようなやり方で詐欺出品を働き、同じような問題で複数の「悪い」評価がついている出品者が結構いますが、なぜかヤフオク運営側は、こういった出品者を放置しつづけています。
(3)商品発送にかかる送料が法外な金額
「送料全国一律〇〇円」と書いてあるものは、たいてい一般的な送料よりも高い金額になっています。
また、地域別に送料一覧が書かれているものは一見すると親切なように見えますが、料金をよくみると、これも上乗せされた料金になっている場合が多いので注意が必要です。
そしてもっとも危険なのは、「送料が落札者負担となっているだけで、金額が記載されていないもの」。「運送会社の金額を想定して落札したら、法外な送料を請求された」という事例もあるので、これも注意が必要です。
基本的に送料の上乗せはヤフオクの規定で禁止されていますが、これも多くが放置されているのが現状です。
(4)「発送から〇〇日迄にご連絡いただければ、返品交換します。」は要チェック!
これはホント要注意です。特に追跡番号無しで発送された商品の場合、発送した日がいつなのかさえわかりません。出品者がまだ発送していないのに「商品を発送しました」と取引ナビで書いておいて、それから8日目に発送としてもわからないのです。
返品・交換をうたっている出品者の商品は、必ず、「発送から」ではなく、「商品到着から」となっているモノを選ぶようにしましょう。
(5)商品説明がうそ臭いものには入札しない!
商品説明がうそ臭いものはこれまでたくさん見て来たので、以下に「入札してはいけない商品」をまとめて紹介します。
・「素人なので細かいことはわかりません。」「専門外なので詳しいことはわかりません。」
と書いておきながらいかにも分解しまくっていそうなパソコンやipohneを常に販売している出品者の商品
・「友人から譲り受けたものなので詳細はわかりかねます。ご承知の上入札してください。」
とすべての出品商品に記載して責任回避しようとしている出品者の商品
・「状態は写真で判断してください。」
と書いておきながら写真が1枚だったり、ピンボケした写真だったり、肝心な部分が写っていない写真をアップしている商品
・「落札後、オーダーフォームに住所、名前等を記入してください。」
これはヤフオク・ショップに多いのですが、ヤフオク・ショップ以外の出品者でもあります。場合によっては個人情報を抜かれる可能性があるので要注意!
・「取引ナビを使用しない設定で出品している商品」
これは商品説明には書かれていないので実際に落札したあとになってみないとわかりません。現時点ではストア登録者以外は取引ナビを通したやりとりが義務化されており、普通にシステムを使って出品すると取引ナビが自動で適用されるはずなのですが、なぜか取引ナビ利用が適用されていない一般の出品者がいるんですよね。何故なんでしょう?特定の出品者だけの特権でしょうか?
これは事前に注意のしようがありませんので、取引を無事に終えたら、2度目からはその出品者からは購入しないようにしたほうが良いでしょう。
ヤフオクで仕入れの際には、安さばかりに囚われず、後々のリスクを計算にいれて慎重に行いましょう。