今回は、私が実際に「せどり」で儲けている「やり方」について解説していこうと思います。
私が小遣い稼ぎに用いているのは「アマゾン小口出品」と「アフィリエイト」、そして「オークション」ですが、今回は「オークション」について取り上げてみたいと思います。
オークションシステムはどれがいいのか?
オークションシステムは、運営する会社によって、「ヤフーオ―クション」、「モバオク」、「楽天オークション」、「パシャオク」などいろいろあり、「メルカリ」のようなフリーマーケットスタイルのものもあります。
主に比較されるのは、それぞれのシステムにかかる手数料とシステムの利用者数、客層などですが、「住めば都」ではありませんが、1つのシステムを長く使うと、「こうすれば売れやすくなる」といった出品のコツがわかってくるので、基本的にどのオークションシステム使ってもいいと思います。(ちなみに私はどれも使ったことがありますが、メインでは「メルカリ」、「ヤフオク」、「モバオク」を使っています。)
稼げる出品のコツ!
最近、評価稼ぎのためにヤフオク出品を重点的にやっていたので、今回はヤフオクを使った出品のコツについて解説します。
ヤフオクをずっと使っていて一番売るのが難しいと感じているのは「書籍」なので、これをどうやって売りさばくかを見ていきましょう。
(1)まずは書籍という商品の欠点を知る
書籍は、ブックオフなどの中古書店もいたるところにあるので、資金が少なく、せどりの知識もあまりない初心者にとっては、扱いやすい商品と言えます。
ですが、そこが落とし穴で、せどりをする側にとっては扱いやすくても、購入する側にとっては、以下のような購入時に気になるところが結構あります。
中古書店で買えるものかどうか
どこの中古書店でも売っているような書籍は、わざわざオークションで送料を負担してまで購入したいとは思わないものです。
また、オークションを利用して購入するような人は、中古書店などもチェックしている可能性が高いと言えます。
仕入れの際は、どこにでもある書籍の購入はやめ、出品の対象からはずしましょう。
書籍のサイズ・重量は?
書籍はサイズや重量が結構あり、とくにハード本はいっきに重量が増えるので送料負担も大きくなります。サイズが大きく重量のある書籍は仕入れる前に入念な情報収集をしましょう。
商品の発送方法は?
書籍の発送で最も安価なのがクリックポストの164円です。これは書籍1冊の発送を基本とした発送方法ですが、この金額が浸透してきているので、これ以外の発送方法を使うと一気に送料が跳ねあがるため、ウォッチリストの人数が多くてもなかなか入札に踏み切ってくれません。
商品のサイズ・重量と送料のバランスを考えて商品を選び、出品する必要があります。
どんな層の人が読む書籍なのか
どんな層の人が読む書籍なのかをあらかじめ知っておくことはかなり重要です。
とくに主婦層をターゲットとしているような書籍は、最終的に「節約」に結び付くようなものが多いので、ウォッチリスト数が何十もあってゴミのような金額で出品してもなかなか入札してくれません。
どんな層の人をターゲットにした書籍なら売れるのかをよく考えてから仕入れ、出品するようにしましょう。
(2)売り方を考える
オークションで商品販売をする際、商品そのものに高い価値がある場合は、基本的に放置していてもどんどん入札され落札されます。
しかし、情報過多で不景気なこのご時世に、そんな商品をいつも仕入れられるとは限りません。
また、売れると思って購入したものが全く売れずに在庫だけがどんどんたまっていくという状況も、せどり経験者なら誰でもあるはずです。
ここでは、私がオークションで書籍を売るときの「売り方」について紹介していきます。
まずは1冊1冊販売する
オークション初心者の場合、どんなものが売れるかという相場観が身についていないので、最初のうちはめんどうでも1冊1冊単品で出品してみましょう。
慣れてくると、セット売りしたほうがいい、ジャンル別に売った方がいいなどがわかってくるので単品出品にこだわる必要はありません。
そして、実は、書籍の販売ではセット売りよりも単品売りのほうが高い利益を得ることができます。
なぜなら、セット売りだと書籍は想像以上に重量が大きくなり、高額な送料がかかってしまうため、落札者は「落札予定額=本体の相場価格ー送料」と計算して入札してくるからです。
逆に単品だと、送料がクリックポスト164円なら、セット物よりも送料を意識せずに商品本体の相場価格を目指して入札してきます。
単品がだめならセット販売する
単品がダメな場合、書籍をセットで販売してみます。漫画の場合、全巻セットで結構売れます。
しかし、漫画以外の書籍については、続き物ではないのでなかなかセットにしづらいところがありますが、いろんな組み合わせを考えて売る必要があります。
●同じジャンルで出品する
似たような内容の書籍をまとめて1ジャンルのセット物として出品します。
例 …「推理小説〇冊セット!」、「歴史物〇冊セット!」
●表紙の見た目をそろえて出品する
書籍で最近多いのが、萌え系アニメを表紙にして、内容も漫画形式にしたような書籍です。
これらの書籍は、ビジネス系、学習系などに多いので、これらをまとめて出品することで、「かんたんに読めそう」、「漫画っぽくっておもしろそう」感を出します。
●同じ著者のもので出品する
同じ著者が書いたものを1つにまとめてセットで出品しますが、これには大きな欠点があります。
購入する側の立場で考えるとわかりますが、好きな著者の書籍を探している人というのは、たいていその著者の書籍が複数冊手元にあるはずです。
そのためセット商品の中に手元にある書籍が何冊もかぶっている可能性が高いため、セットで得られるメリットよりも「重複する複数冊の無駄な出費」というデメリットのほうを計算してしまいます。
ですが、稀に予備として複数冊手元に置きたいという人もいるので、試してみる価値はあるはずです。
●書籍と関連する別の物をセットにする
アニメやゲーム関連の書籍なら、書籍のほかにキャラクターグッズのようなものをセットにして販売することで、お得感を出します。
●書籍のサイズ、質をそろえて出品する
ハード本でそろえて「高級感」を出して販売したり、小説タイプの書籍でそろえて「携帯に便利」「ガサばらない」などのうたい文句で特徴を出して出品します。
単品で売れず、かといってジャンルや著者で揃えるのも難しいような商品を販売する最終手段として私は使っています。
(3)値段設定に妥協しないこと
せどりは、仕入れが必ず発生し、販売価格が仕入れ価格を割ってしまうと損失となります。
ですから、なかなか売れないからといって1円出品で気を惹いて客寄せしようなどと安易に考えないようにしましょう。
オークションを観察しているとわかりますが、なかなか売れないものを1円出品にして結局1円落札されてしまった出品者の多い事。
せどりでオークションを使う場合は、基本的に「長期で商品を販売する」ものと思って、「仕入れ値+システム利用料+落札手数料+利益」を考え出品価格を最初からつけるようにします。
安い値段で出品すれば、入札される確率も高くなりますが、最近の落札額の傾向を見てみると、入札回数が多くても結局、相場よりも低い金額で打ち止めになっています。
これが単に自宅にある不用品の整理のためなら低い金額でも落札されるだけで儲けものと言えますが、せどりの場合は「利益を出してなんぼ」です。
なので私の場合は、「必ず利益がでる価格設定で出品し3か月くらいの長期間の中で売れればいい」という形でやっています。
3か月でやっと売れるのではぜんぜん稼げないと思うかもしれませんが、扱う商品の数は数百点なので毎月必ず利益が出ています。
長々と書いてきましたが、最後のほうで書いた
(1)必ず利益がでる価格設定で出品し3か月くらいの長期間の中で売れればいい
(2)扱う商品の数は数百点
というのは自分で言うのもなんですが、儲けるための核といっても過言ではありません。あとは、この前提として、売れないものは仕入れないことが重要ですが、これはオークションをひっきりなしに見る癖をつければ、自然に売れるものと売れないものがわかってくるはずです。
ぜひ、皆さんもオークションで小遣い稼ぎをしてみてください。